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会社案内パンフレットをリニューアルしたい。何から見直す?|内容・デザイン・費用の考え方
無垢材の机に開いた会社案内パンフレットを置き、紙面の内容を確認する手元

はじめに

商談や採用の場で紙の会社案内パンフレットを手渡すたびに、「今はこの事業も始めています」「こちらの写真は少し前のものです」と補足していないでしょうか。事業や組織は変わっているのに、パンフレットの内容は数年前のまま。見直したいと思いながら、原稿の準備や費用が気になり、後回しになっていることもあるかもしれません。

会社案内のリニューアルは、現在の資料と実際の事業のずれを確認するところから始めます。誰に、どの場面で、何を伝えたいかを整理してから、部分修正か構成からの見直しかを判断します。完成原稿やページ数が決まっていなくても、ご相談いただけます。

この記事では、紙の会社案内パンフレットの内容が古くなったときに確認したいこと、今ある原稿や写真の活かし方、費用と制作範囲の考え方を、CUREの制作事例とともに紹介します。

会社案内のリニューアルを、現状の確認、伝える内容の整理、目的と予算に合わせた修正範囲の検討の3段階で進める図
現状を確認し、伝える内容を整理してから、目的とご予算に合わせて必要な範囲を見直します。

会社案内を見直したい5つのサイン

発行から何年経ったかだけで、リニューアルの必要性が決まるわけではありません。実際に使う場面で、次のような困りごとがないかを確認します。

1.現在の事業や体制と、掲載内容が合っていない

新しいサービスが載っていない、終了した事業が大きく紹介されている、所在地や担当窓口が古い。相手が判断に使う情報に変更がある場合は、更新を優先します。特に連絡先や提供条件の誤りは、次回の増刷を待たずに対応を考えたい箇所です。

2.説明するたびに、別の資料や口頭の補足が必要になる

会社案内を開いても、相手からよく聞かれることに答えられない場合があります。たとえば、「どこまで依頼できるのか」「どのような企業と仕事をしているのか」「ほかの会社との違いは何か」。商談で繰り返す説明には、次の会社案内へ載せたい内容の手がかりがあります。

3.実績や写真が、今の仕事を伝えていない

代表する実績が変わった、設備や働く環境が新しくなった、写真の印象と現在の会社に距離がある。古い写真をすべて外す必要はありませんが、歴史を伝える写真と、今の仕事を伝える写真の役割を分けると、残すものと更新するものを判断しやすくなります。

4.渡す相手が変わっている

既存顧客への説明用だった資料を、新規顧客への営業や採用でも使っていないでしょうか。事業の専門性を知っている方と、初めて会社を知る方では、必要な説明が異なります。一冊へすべてを詰め込むより、基本の会社案内に用途別の資料を組み合わせる方が使いやすいこともあります。

5.ホームページと会社案内で、説明や印象が食い違う

サービス名、対応範囲、ロゴの使い方、色、写真の印象などを見比べます。同じ文章やレイアウトへ揃える必要はありませんが、どちらを見ても同じ会社の説明として受け取れることは大切です。共通させたい表現の考え方は、「トーン&マナーとは?|ロゴ・Web・会社案内に一貫性をつくる5つの要素」で紹介しています。

最初に決めるのは、ページ数より「誰に何を伝えるか」

「今と同じ8ページで」「まず4ページに収めたい」と考える前に、今回の会社案内を誰に渡し、どのような理解へつなげたいかを確認します。伝える内容が変われば、構成や必要なページ数も変わります。

新規顧客との初回商談なら、事業の全体像、相談できる範囲、代表的な実績が判断材料になります。採用説明会なら、仕事の内容、働く人、職場で大切にしていることなど、入社後を想像できる情報が必要です。

まず「誰に渡すか」「どこで使うか」「読み終えた後に何を知ってほしいか」を整理します。そのうえで、本文へ載せること、図や写真で伝えること、Webへ案内することを決め、ページ数や判型、印刷仕様を検討します。ご予算や使用予定日がある場合は、最初に共有いただき、優先する内容と制作範囲を一緒に考えます。

紙・Web・PDFそれぞれの役割については、「AI検索時代に、会社案内は何を担うのか|企業の輪郭を一冊に編集する」でも詳しく紹介しています。

部分修正でよいか、構成から見直すか

内容が古いからといって、会社案内をすべて作り直す必要があるとは限りません。今の資料で伝わっていることを残しながら、必要な範囲を見直します。

会社案内の状態と、見直す範囲の目安
現在の状態 検討したい対応
連絡先や一部の写真が古いが、説明の流れは使いやすい 該当箇所の差し替え。文章量や写真の比率が変わる場合は、周辺のレイアウトも調整します。
事業や実績を追加したいが、全体の方向性は変わっていない 掲載内容の優先順位を見直し、ページの組み替えや、別紙・Webへの振り分けを検討します。
渡す相手や事業の中心が変わり、説明を何度も補足している 伝える内容と読む順番から再構成し、必要な原稿・写真・デザインを見直します。
紙、Web、営業資料で、会社の説明や見え方がばらばら 共通する言葉とデザインの基準を整理し、使用頻度や更新時期に合わせて展開します。

たとえば、所在地の変更だけなら部分修正で対応できる場合があります。一方、主力事業が変わったのに、新しいサービスを末尾へ足すだけでは、会社全体の説明が分かりにくくなることがあります。修正箇所の数だけでなく、その変更が全体の意味や読み順へ与える影響を見て判断します。

増刷を予定している場合も、同じ内容をそのまま印刷する前に、よく使うページ、説明しにくいページ、ほとんど開かないページを確認しておくと、見直す範囲を絞りやすくなります。

原稿や写真が揃っていなくても、既存資料から始められます

「社内で原稿をまとめてから相談しよう」と思うと、更新が止まってしまうことがあります。ご相談の段階では、完成された文章より、現在の会社を理解するための情報が役立ちます。

  • 今の会社案内:使えているページ、古いページ、説明を補足している箇所
  • 現在のWebサイトや営業資料:新しいサービス、代表する実績、よく使う説明
  • 商談や採用で聞かれること:相手が迷う点、毎回説明していること
  • ロゴ、写真、制作データ:残したい表現と、再利用できる素材
  • 使用予定日とご予算の目安:展示会、採用説明会、増刷などの予定

すべてが揃っていなくても問題ありません。分からないことは、分からないまま共有いただけます。CUREでは、お客様との対話と既存の資料から、今伝えたいことを整理し、言葉、写真、図、紙面の構成へつなげて考えます。原稿の整理や取材、撮影など、必要な対応範囲はご相談のうえで決めます。

写真も、すべて撮り直す前提にはしません。既存写真が今の事業を伝えているか、印刷に使える画質か、掲載可能かを確認して、不足する場面を検討します。撮影の考え方は、「ホームページ・会社案内の写真は何を撮る?|企業らしさを伝える6つの視点」で紹介しています。

費用と納期は、どこまで依頼するかで変わります

会社案内のリニューアル費用は、ページ数だけでは決まりません。同じページ数でも、既存原稿を活かす場合と、取材や構成から見直す場合では、必要な工程が異なります。

見積もりでは、内容整理・原稿制作、写真撮影、図版制作、デザイン、印刷、PDFの作成など、どこまで含まれるかを確認します。部分修正の場合は、元の編集データがあるかどうかも、対応方法と工数に関わります。

納期には、制作側の作業だけでなく、社内での原稿確認、写真や実績の掲載確認、校正、印刷・配送の時間も含まれます。展示会や説明会で使う予定がある場合は、イベント当日ではなく、社内で配布準備を始める日を基準に逆算します。

CUREでは、ご予算と使用目的を伺い、その範囲で何を優先すれば、伝えたいことが最も届くかを考えます。既存の原稿や写真を活かす、今回必要な内容を先に整える、次回の更新へ向けて段階的に進めるなど、ご予算の中でできる最善の方法をご提案します。段階を分ける場合も、会社全体の説明やデザインの一貫性を考慮して進めます。

作業を分けることで、確認や調整が重複し、費用が増える場合もあります。使用予定日と今後の更新も踏まえ、一度に整える範囲と、段階的に進める範囲を検討します。

会社案内だけでなく、ロゴやWebも含めて予算の使い方に迷う場合は、「制作費と社内の負担から、無理のない依頼範囲を考える」も参考にしてください。

 

CUREの制作事例|使う場面に合わせて内容を編集する

会社案内の見直しでは、見た目を新しくすることに加えて、相手がどのような場面で読むかを考えます。CUREの制作事例から、内容と媒体の役割を決める考え方を紹介します。

概要は紙へ、詳しい情報はWebへ|監査D&Iコンソーシアム

監査D&Iコンソーシアムのブローシャーでは、会社の概要とサービスの全体像を紙面で伝え、詳しい内容や最新情報はWebで確認できるよう、媒体ごとの役割を分けています。ロゴや色、ビジュアルの方向も共通させています。

紙面へ情報を足し続ける代わりに、会社の全体像を理解する内容と、詳しく検討する内容を分ける。事業が増えたときの会社案内でも参考にできる考え方です。監査D&Iコンソーシアムのブランドデザイン構築事例をご覧ください。

採用の場面に合わせたパンフレット|トータルシステムエンジニアリング

トータルシステムエンジニアリングでは、Webサイトの情報をビジネスと採用へ切り分け、採用サイトとトーン&マナーを揃えたA4・4ページのパンフレットを制作しました。合同企業説明会や資料請求で使用するツールです。

「4ページなら十分」という意味ではなく、渡す相手と使う場面に合わせて、内容と仕様を決めた事例です。Webサイトと採用パンフレットの制作事例をご覧ください。

よくある質問

会社案内の文章や写真だけを差し替えられますか?

ご相談いただけます。元の編集データ、変更する情報、文章量や写真の比率を確認して、部分修正で対応できるかを判断します。編集データがない場合は、該当ページの再制作などが必要になることもあります。

他社が制作した会社案内でも相談できますか?

ご相談いただけます。現在の資料と、手元にある制作データを共有ください。データの利用条件や写真・書体などの使用範囲も確認し、既存の内容を活かせる範囲と、作り直す必要がある範囲を整理します。

会社案内のページ数を決めてから相談するべきですか?

先に決める必要はありません。誰に何を伝えたいか、どの場面で使うかをお聞きしたうえで、構成と必要なページ数を検討します。ご予算や印刷・配布の条件がある場合は、あわせて共有いただけます。

原稿がまとまっていなくても相談できますか?

はい、ご相談いただけます。現在の会社案内、Webサイト、営業資料、箇条書きのメモなどから、伝えたい内容を一緒に整理します。原稿制作や取材をどこまで行うかは、制作範囲として事前に確認します。

ホームページも同時にリニューアルする必要がありますか?

必ずしも全面的なリニューアルが必要なわけではありません。事業説明、連絡先、ロゴ、色などに食い違いがないかを確認し、必要なページや情報から更新を検討します。紙とWebそれぞれの使い方に合わせて、見直す範囲を決めます。

まとめ|今の会社案内を見ながら、必要な見直しを考えます

会社案内のリニューアルは、古いものを新しい見た目へ置き換えるだけではありません。今の事業を正しく伝えられているか、相手の疑問に答えられているか、使う場面に合っているかを確認し、残す内容と見直す内容を整理します。

最初からページ数や完成原稿を決める必要はありません。現在の会社案内を見ながら、誰に何を伝えたいか、ご予算や使用予定日を共有し、必要な制作範囲を考えることから始められます。

CUREでは、現在の会社案内やWebサイト、お客様との対話から、情報の整理と見せ方を一緒に考えます。「内容が古くなった」「商談で説明しにくい」「どこまで直すべきか分からない」といった段階でも、ご相談いただけます。

会社案内のリニューアルについてご相談ください。

現在の資料と、気になっている点をお知らせください。原稿やページ数が未確定でも問題ありません。

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