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ホームページは公開後、何を更新する?|CMSを活かすコンテンツの考え方

CMSで更新するコンテンツカードを金属トレーへ差し替える手元

ホームページを公開し、自社で更新できるCMSも用意した。しかし、お知らせ以外に何を更新すればよいのか分からない。

そんな状態のまま、管理画面を開く機会が少なくなっている企業は珍しくありません。

CMSは、記事の本数を増やすためだけの仕組みではありません。サービスの変化を正しく伝える。商談で繰り返し説明していることを、必要な人がいつでも確認できるようにする。実績や働く人の姿を通して、会社への理解を深めてもらう。そのために、社内にある情報をWebへ届けやすくする仕組みです。

毎週何かを投稿することより、自社にとって更新する意味のある情報を見つけることから始めます。

この記事では、ホームページ公開後に何を更新するか迷っている方へ、CMSで扱えるコンテンツの考え方、最初の題材の見つけ方、社内と制作会社で役割を分ける方法を紹介します。

 


 

CMSで更新できるのは、ブログだけではない

CMSは、専門的なコードを直接編集せずに、管理画面からWebサイトの文章や画像、ページなどを追加・更新する仕組みです。WordPressも代表的なCMSの一つです。

更新機能が「お知らせ」や「ブログ」という名称になっていると、新製品の発表や社内行事がない限り、書くことがないように感じるかもしれません。しかし、CMSで管理できる内容は、サイトの設計によってさまざまです。

更新する内容 読者に伝えられること 社内にある材料
サービス・対応範囲 現在依頼できること、対象、進め方 営業資料、見積書、商談時の説明
よくある質問 相談前の不安、判断条件、準備するもの 問い合わせ、メール、打ち合わせ記録
実績・事例 課題への向き合い方、対応経験、成果 納品物、写真、提案資料、担当者の記録
知識・コラム 専門性、選び方、仕事への考え方 説明資料、社内ノウハウ、顧客への助言
人・制作過程・日常 会社の空気、仕事の進め方、働く人 社内写真、制作風景、スタッフの言葉
採用情報 募集条件だけでは分からない役割や文化 社員への質問、仕事の一日、制度の変更

すべてを更新対象にする必要はありません。現在の事業にとって、読者へ伝える必要があり、社内でも更新を続けられる内容から選びます。

 


 

更新する題材は、社内ですでに使っている

新しい記事を書くために、毎回ゼロから企画を考える必要はありません。更新する題材は、日々の業務や顧客とのやり取りの中にあります。

問い合わせで、同じ質問を繰り返し受けている
商談時に、資料へ載っていない説明を補っている
最近の実績と、Webサイトに掲載されている実績が離れている
サービスの内容や対応方法が変わったままになっている
採用候補者へ、面談で初めて伝わる会社の魅力がある

例えば、顧客から何度も受ける質問を一つ選び、回答と判断条件を整理すれば、FAQや解説記事になります。商談時に見せている実績へ、依頼の背景と制作内容を加えれば、事例ページの下書きになります。

社内では当たり前になっている説明ほど、初めて会社を知る人にとっては有用な情報かもしれません。

 


 

実績紹介は、CMSを活かす入り口になる

実績紹介は、CMSで更新しやすいコンテンツの一つです。完成した制作物や導入したサービスを並べるだけでなく、どのような課題があり、何を担当し、どのような考えで進めたのかを残せます。

実績の見せ方は業界によって異なります。製造業であれば技術や用途、店舗であれば空間や顧客体験、士業であれば対応領域や相談の進め方、デザイン会社であれば完成物と判断の背景が重要になるでしょう。

数値による成果や顧客名を公開できない場合も、担当範囲、制作時に重視したこと、改善した接点など、公開できる事実を整理する方法があります。掲載許可の範囲を確認し、読み手が自社との共通点を見つけられる内容にします。

まずは一件を選び、掲載する目的、読む人、公開できる情報の範囲を整理するところから始めます。

 


 

更新回数より、更新する理由を決める

ホームページは、頻繁に更新すれば必ず成果が上がるというものではありません。読者にとって必要性の低い記事を増やすと、本当に伝えたい情報が見つかりにくくなることもあります。

毎週、毎月と回数だけを先に決めるのではなく、次のような更新のきっかけを決めておくと運用しやすくなります。

サービス内容、価格、営業時間、担当体制などが変わったとき
同じ質問や相談を複数の顧客から受けたとき
紹介できる実績がまとまり、掲載許可を確認できたとき
採用やイベントなど、読者が判断する時期が近づいたとき
過去の記事と現在の事業内容にずれが見つかったとき

新しいページを追加するだけが更新ではありません。古い記事の情報を直す、写真を現在のものへ差し替える、関連ページへのリンクを加えることも、CMSを活用した大切な運用です。

 


 

最初の一件は、小さくつくって運用を確かめる

最初から年間の編集計画や多くの記事を用意しなくても構いません。まず一件を公開し、社内で無理なく確認できるか、顧客へ案内しやすいか、次に使える型になっているかを確かめます。

01

候補を一つ選ぶ

繰り返し受ける質問、最近の実績、変更したサービスなどから、必要性の高い題材を選びます。

02

既存の素材を集める

メール、営業資料、写真、メモなど、すでに社内で使っている素材を集めます。

03

誰に何を伝えるか決める

顧客、採用候補者、取引先など、読む人と読後に分かってほしいことを絞ります。

04

原稿と写真を整える

事実を確認し、見出し、本文、写真、問い合わせまでの流れを一つのページとして編集します。

05

公開後の使われ方を確認する

商談や問い合わせ対応で案内できたか、検索から読まれたか、次に補う情報があるかを確認します。

一件を通して必要な項目と確認手順が分かれば、次の更新へ使えるひな型になります。

 


 

社内だけで、すべてを用意しなくてもよい

CMSを自社で更新できることと、企画、原稿、写真、デザインのすべてを社内で担当することは別のお話です。

事業の事実や顧客とのやり取りは、発注者側が持つ大切な情報です。制作会社は、それらを誰にどの順序で伝えるか整理し、文章、写真、図版、ページの構成へつなげられます。社内で下書きまで用意する、取材から依頼する、写真とデザインだけを任せるなど、体制に合わせて役割を分けることも可能です。

原稿準備の三つの進め方は、「ホームページを作りたいけれど、原稿の準備が不安。|制作会社との役割分担と進め方」で詳しく紹介しています。

写真を新しく用意する場合は、「ホームページ・会社案内の写真は何を撮る?|企業らしさを伝える6つの視点」も参考にしてください。

 


 

更新したい内容に合わせて、CMSの設計も見直す

更新が続かない理由は、担当者の意欲だけにあるとは限りません。入力項目が分かりにくい、写真の比率が毎回変わる、関連ページをつなげにくい、確認中の記事を共有できないなど、CMSの設計が運用に合っていない場合もあります。

CMSは、更新できる範囲を広げるほど、入力画面、一覧表示、権限、プレビュー、表示検証など、設計・開発する項目も増えていきます。すべてのページや項目を更新可能にするのではなく、公開後に誰が、どの情報を、どの程度の頻度で更新するかを精査し、CMSへ組み込む範囲を決めることも大切です。実績やFAQなど継続的に増える情報はCMSで管理し、更新頻度が低くレイアウト調整を伴うページは必要なときに制作会社が修正するなど、役割を分けることで、開発コストと運用のしやすさを両立できます。

実績紹介であれば、業種、担当範囲、写真、課題、制作内容などを入力する型があると、ページごとの情報を揃えやすくなります。FAQであれば、質問、短い回答、詳しい説明、関連サービスへの導線を分けておくと更新しやすくなります。

サイト全体をつくり直さなくても、投稿のひな型を整える、入力項目を追加する、一覧の見せ方を調整するなど、既存のCMSを活かした部分的な見直しができる場合もあります。

CMSを含む制作範囲や公開後の支援を見積もりで確認する方法は、「ホームページ制作の見積もりはどう比べる?|制作工程で確認する7項目」で整理しています。

 


 

CUREが考える、公開後のホームページ制作

CUREでは、CMSを導入して納品することをゴールにせず、誰が、どのような情報を、どの程度の頻度で更新するかを確認しながら、画面と入力方法を設計します。

すでにホームページがある場合も、全面的なリニューアルを前提にはしません。既存のCMSと社内にある素材を確認し、実績紹介を一件整える、FAQの構成をつくる、原稿や写真の型を決めるなど、現在必要な範囲から始められます。

最初の記事や事例を一緒に制作し、見出し構成、必要な写真、CMSの入力項目、社内での確認手順を、次回以降の更新にも使える雛形として整えるサポートも行っています。

何を依頼するか決まっていない段階から制作範囲を整理する方法は、「デザイン会社への依頼、何から始めますか?|ロゴ・Web・パンフレットの進め方」もご覧ください。

更新したい情報はあるものの、操作方法や依頼先が分からず進められない場合は、「ホームページを直したい。でも、どこに相談すれば?」も参考にしてください。

 


 

まとめ

CMSは、記事を数多く投稿するためだけの仕組みではありません。会社の変化を正しく伝え、顧客が知りたい情報を必要なときに届け、実績や人の姿を通して企業への理解を深めてもらうための仕組みです。

事業内容やサービスに変化があったとき、CMSから速やかに反映できることは、ホームページに掲載する情報の鮮度を保つうえでも重要です。

更新内容に迷ったら、問い合わせで繰り返し受ける質問、商談時に補っている説明、最近の実績、現在の事業とずれているページから確認します。最初から多くの企画を用意せず、一件をつくりながら自社に合う更新方法を見つけていきます。

文章、写真、ページ構成、CMSの入力方法まで社内だけで抱える必要はありません。既存のサイトと素材を活かしながら必要な部分を制作会社と分担し、最初の一件を次回以降にも使える雛形として残す方法もあります。

「CMSはあるが、お知らせ以外の活用方法が決まっていない」「実績やFAQを更新したいが、原稿と写真の型がない」といった段階でもご相談いただけます。

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