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きれいに整える、その先へ。CUREと創る、会社の個性を伝えるデザイン。
コルクボードに階段状に並ぶGLRのロゴ、Veiquのパンフレット、Angler’z Systemの広告

はじめに

家でカレーを作れる人が、カレーの専門店へ行く。そこで求めているのは、食事を用意してもらうことだけではないはずです。スパイスの香りを楽しみたい日もあれば、欧風の深い味わいや、和風だしの利いた一皿を選びたい日もある。何を味わいたいかによって、訪ねる店は変わります。

デザインの依頼にも、少し似たところがあると思います。パンフレットやホームページを形にできることと、どんな表現をつくりたいかは、別の話です。数ある制作会社の中から選ぶときも、対応できる制作物や費用だけでなく、その会社がどんな視点で考え、どんな表現を生み出しているかが、相性を確かめる手がかりになります。

CUREが大切にしているのは、見やすく整えることを土台に、その会社や商品ならではの魅力を、言葉とビジュアルで表すことです。業種のイメージや流行の見た目から決めるのではなく、仕事の背景や大切にしていることに着目し、印象に残る表現を一緒に考えます。

この記事では、CUREがデザインに向き合うときの視点を、実際のロゴ・パンフレット・Webサイトの制作事例とともにご紹介します。どんな表現を任せたいか、誰と一緒につくりたいかを考える際の、判断材料になればと思います。

同じものをつくれても、求める表現は一つではない

会社案内には、事業内容、沿革、サービス、実績など、共通して必要になる情報があります。Webサイトにも、会社や商品を知り、詳しい内容を確かめ、問い合わせへ進める役割があります。しかし、必要な項目が同じでも、仕上がる表現まで同じである必要はありません。

例えば、信頼を伝える方法は一つではありません。整然とした文字と余白で伝えることもあれば、働く人の表情や、仕事に向き合う姿を見せる方法もあります。どちらが常に優れているかではなく、その会社がどのような信頼を築いてきたか、誰に何を感じてほしいかによって、選ぶ表現は変わります。

制作会社を選ぶことは、作業を任せる先を選ぶと同時に、事業のどこへ目を向け、どんな表現の可能性を一緒に探すかを選ぶことでもあります。作品の色やレイアウトだけでなく、その背景にある着眼点まで見ていただけると、CUREとの相性も感じていただけるのではないかと思います。

CUREが見つめるのは、その会社にある表現の手がかり

仕事の中にある特徴を、表現の切り口にする

最初から、特別なブランドストーリーが用意されていなくても構いません。なぜその仕事を続けているのか。どんな工程を省かずに守っているのか。お客さまとどんな関係を築きたいのか。普段は当たり前として語られていることの中にも、表現を考える手がかりがあります。

CUREは、それらを一方的に飾り立てるのではなく、お話を伺いながら、何をその会社の魅力として伝えるかを考えます。例えば「高品質」という言葉をそのまま大きく載せるだけでなく、その品質を支える技術や姿勢を、どんな言葉や写真、造形で感じてもらえるかを検討します。

言葉とビジュアルを、同じ発想から組み立てる

コピーはコピー、写真は写真、デザインはデザインと別々に考えると、整ってはいても、印象が一つにつながらないことがあります。CUREでは、伝えたいことを起点に、見出しの言葉、写真のモチーフ、ロゴのかたち、書体や余白までを関連づけて考えます。

すべてを説明文にするのではなく、視覚で感じられることはビジュアルへ、意味を確かめたいことは言葉へ。それぞれの力を使うことで、内容を理解できるだけでなく、その会社や商品を思い出すきっかけになる表現を目指します。

CUREの決まった見た目を、当てはめない

力強い表現が合う会社もあれば、穏やかな表情が合う会社もあります。CUREが大切にしたいのは、どの案件も同じ作風へ寄せることではなく、相手の背景を読み取り、言葉とビジュアルに結び付ける姿勢です。次の制作事例にも、その違いが表れています。

現在の制作物で何が伝わっていないか気になる方へ、「商品・サービスの伝わりにくさを、言葉・写真・デザインから見直す考え方」も紹介しています。

制作事例|背景が違えば、表現のかたちも変わる

ここでは、CUREが担当した三つの案件から、表現の出発点と、実際のかたちをご紹介します。売上や問い合わせの改善効果を比較する事例ではなく、会社ごとの背景と表現の関係を見るための例です。

Veiqu|資産運用の先にある、幸福な未来を表す

海と年齢を重ねたご夫婦の後ろ姿を用いた、Veiquのサービスパンフレット

Veiquは、一人ひとりが自身の人生のために、不動産を含む資産をどのように保有・運用していくか、その道標を示すコンサルティングを行う会社です。表現を考えるうえでも、資産そのものだけでなく、その先にある人生へ目を向けました。

サービスパンフレットでは、幸福な未来や晩年をイメージできるように、海を背景にした、年齢を重ねたご夫婦の後ろ姿を採用。「well-being」という言葉と組み合わせ、資産の運用を通じて目指す、持続的な幸せを表しています。

何を扱う会社なのかだけでなく、誰の、何のためにその仕事をしているのか。そこを起点に、言葉とビジュアルを組み立てた例です。この方向性をWebサイトや名刺へもつなげました。Veiquのロゴ・パンフレット・Webサイトの制作事例で、表現をご覧いただけます。

GLRペイントアーマー|塗装への知識を、守るブランドの表情へ

GLRの文字と保護を表す輪郭を組み合わせた、GLRペイントアーマーの2種類のロゴ

板金塗装を手がけるガレージローライドから生まれた、プロテクションフィルムの専門ブランドです。クライアントとの協議を通じて、塗装に向き合ってきた技術を、愛車を守る理由として言葉とビジュアルへ整理しました。

GLRの文字を盾やアーマーを想起させる輪郭へ組み込み、太さのある直線的なロゴへ。ブランドカラーには、ネイビー、シルバー、オレンジを選定しています。背景にある専門性から、力強い表情をつくった例です。GLRペイントアーマーのブランド立ち上げ・Web制作事例をご覧ください。

監査D&Iコンソーシアム|静かな信頼感と、先進性を同居させる

監査D&Iコンソーシアムのブローシャーのデザイン

監査領域のDXを推進するADICでは、信頼性、明瞭さ、先進性を表現の軸にしています。余白やコントラスト、整然とした構成を通じて、静かな信頼感をつくり、言葉も要点から伝わるように組み立てました。

ロゴ、Webサイト、ブローシャー、展示会ツールなどへ展開しています。ここで求めたのは、強い装飾で目立たせることではなく、事業にふさわしい明快さと一貫した印象です。監査D&Iコンソーシアムのブランドデザイン構築で、媒体ごとの展開をご覧いただけます。

個性をつくることと、奇抜にすることは違う

会社の個性を表すというと、目立つ色や変わったレイアウトを使うことだと思われるかもしれません。しかし、落ち着いた文字の組み方や、抑えた配色にも、その会社らしい表情は生まれます。大切なのは、変わっているかではなく、その表現に事業とのつながりがあるかです。

一方、個性が感じられても、必要な情報が読めない、操作しにくい、実際の仕事とかけ離れた印象を与えるのであれば、企業の制作物としては十分ではありません。CUREでは、印象をつくることと、理解できること、実際に使えることの両立を考えます。

パンフレットでは、情報を伝える順序や紙の質感、Webサイトでは画面の大きさによる見え方や操作も関わります。同じビジュアルをそのまま移すのではなく、媒体の役割に合わせながら、表現の軸を引き継ぎます。

媒体が変わっても同じ会社として感じられる表現の考え方は、「ロゴ・Web・会社案内の印象をつなぐトーン&マナー」で詳しく紹介しています。

作品を見て、話してみたいと思ったら

「この作品の雰囲気が好き」「自社とは業種が違うけれど、この考え方に共感した」。そんなところから、お話を始めていただいて構いません。掲載作品と同じ見た目を再現するのではなく、どこに魅力を感じたのかを伺い、ご自身の事業では何を表現できるかを一緒に考えます。

目指す雰囲気を、最初から専門的な言葉で説明していただく必要もありません。今の制作物のどこかに違和感がある、同業他社と似た印象から変えたい、仕事への思いをうまく表せていない。そうした感覚も、対話の出発点になります。

CUREへのご依頼は、パンフレットやリーフレット、ロゴ、Webサイトなど、一つの制作物からでも構いません。複数の媒体を一緒に整える場合も、現在の素材や社内体制、ご予算、使用予定を確認し、必要な範囲と分担を決めます。すべてを一度に刷新することを前提にはしません。

具体的な依頼の始め方や、社内と制作会社の分担については、「デザイン会社への依頼の始め方と役割分担」をご覧ください。

まとめ|自分たちらしい表現を、一緒に探しませんか

制作会社を選ぶとき、何をつくれるかに加えて、どんな視点で事業を見つめ、どんな表現へつなげるかも、確かめていただきたいと思っています。CUREは、見やすく整えることを土台に、その会社にある特徴を言葉とビジュアルへ結び付け、会社の個性を伝えるデザインを目指します。

「形にはできる。でも、自分たちらしい表現を、もう一歩考えてみたい」。そんなときに、CUREの作品や考え方が、話してみたいと思うきっかけになればうれしく思います。

CUREと創るデザインについて相談する

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