作品事例|鷺ノ宮駅前メンタルクリニック Webサイトリデザイン(医療ブランディング)
鷺ノ宮駅前メンタルクリニック
2021
多様化するライフスタイルの中で、心の不調に気づきやすく、受診のハードルを下げる——。本事例は、既存サイトの課題を整理し、「らしさ」を軸に情報設計とビジュアル、コピーを再構築したリデザインプロジェクトです。2021年公開。CMSはWordPressを採用しています。
開業時にロゴ・コーポレートカラーの選定とWebサイトは実装済みでしたが、院の方針や導線が十分に伝わらず、「納得のいく形にしたい」というご相談をいただきました。診療姿勢や想定するユーザー行動(初診〜受診前の不安解消)をヒアリングし、構造・動線・表現を総合的に見直しました。
① 受診前の不安を軽減し、問い合わせ・来院までの心理的距離を縮める
② 診療内容と院の考えをわかりやすく提示し、適切な自己選択を支援
③ 既存ブランディング(パステルカラー/ソフトな印象)を生かした「らしさ」の可視化
パステルカラーを基調としたブランディングがなされており、院長のソフトな印象を踏まえ「らしさ」に重きを置いてデザインしています。「多様化するライフスタイル。心の健康を保つことも難しい時代」。こころの病気もからだの病気と同じく早期発見・早期治療がとても大切だということで診療内容のコンテンツではキーワードをイラスト化。各種疾患の特徴などをわかりやすい言葉で解説するなど、入り口の敷居を低く構え、心の不調をもつ方々へアプローチしています。
お医者さまも十人十色、誰に何を伝えるのか。そういったブランドデザインの手法を用いたデザインとなっています。
初診の方が知りたい情報(診療内容・受診の流れ・アクセス)を優先配置
「早期発見・早期治療」の重要性をわかりやすい導入コピーで提示
診療科目ごとの“知りたいこと”をFAQ的に整理し、不安を軽減し安心感を
院長の人柄とブランドトーンに合わせ、やさしい言い回し・読みやすい語彙でコピーを再設計
キーワードをイラスト化し、専門語を直感的に理解できるよう支援(敷居を下げる表現)
パステル基調のブランディングを踏襲しつつ、余白と階層設計で可読性を向上
レスポンシブ最適化(スマートフォン優先でのタップ領域・行間・文字サイズ調整)
CMS:WordPress
更新容易性と運用性を考慮したテンプレート化
速度・アクセシビリティ配慮(画像最適化、テキスト代替の整備)
◎ “専門用語を理解できるか不安”という初診ユーザーの心理に寄り添う構成へ
◎ 受診判断に直結する情報(診療内容・考え方・アクセス等)が短距離で到達可能に
◎ ブランドトーンと情報の伝わりやすさの両立(安心感と清潔感のデザイン)