江戸中期より十代に渡り引き継がれる
東京都国分寺市の都市農家「島崎農園」のブランディング
Agritario
2019 ~
Agritario/アグリタリオは東京都国分寺市で300年以上の歴史をもつ島崎農園のブランドです。食料自給率の著しく低い東京にあって東京産野菜の美味しさやその価値を知っていただくためにブランド化。歴史ある露地野菜に加え、カラフルな欧州野菜の生産を行い都内の飲食店への卸などを行っています。また各種イベント・フェスなどで定期的にマルシェを開催しエンドユーザーの皆さまに直売を行っています。弊社では、ブランド立ち上げから並走し、ネーミング開発・ブランドタグライン作成・ロゴデザイン・WEBデザイン・ブランドブック・ユニフォームやキャップなどのアパレルデザイン・パッケージデザイン・各種SPツールデザイン、広報車(マルシェカー)のデザインからSNS支援まで、さまざまなフェーズでお手伝いさせていただいています。
島崎農園は、溯ること300有余年前(江戸中期)より、現在の「国分寺市西町」に移り住み、農業を生業に野菜を生産してきました。時代の移り変わりと共に農地は縮小し、今ではこの地も都市農家といわれる貴重なエリアとなりました。
古き良き伝統を重んじながら、都市農家ならではのアプローチで「生活に彩りを」をコンセプトにした様々な施策を提案しています。
Agritarioでは先代が作り続けてきた在来型の野菜に加え、「食べておいしい」「見て愉しめる」そんな彩り豊かなカラフル野菜の生産しています。
イタリアンや創作レストランのメニューにも多く登場する欧州野菜を身近に感じていただけるよう、サラダやソテーを中心としたレシピの紹介を行うなど、食育にも力を入れています。
採れたての新鮮野菜のおいしさを味わっていただきたいという思いから、Agritarioアグリタリオプチマルシェを開催。新鮮な野菜の販売に加え、都内で活躍するシェフやフードトラックを招致し、Agritarioアグリタリオ野菜をふんだんに使ったメニューをご提供いただいています。
イタリア野菜の生産に着手するというブランドの目指すベクトルにフォーカスし、イタリア語をオマージュしたネーミングを模索。米国・欧州でも農業はAgriculture=Agriという単語を使用することからAgriをセレクト。
食糧自給率の低い東京の皆さまに、東京野菜の存在や美味しさを知って頂く活動など、ボランタリー要素の色濃い活動にも尽力するブランドの志をネーミングにも内包させるべく、ボランティアのイタリア語であるボランタリオというワードのタリオをドッキングさせ、アグリタリオとしています。
アグリタリオのブランドの醸成を肌で感じるべく、私たちCUREでは、ブランドのデザイン担当のみならず、SNSの支援から各マルシェのレギュレーション対応など、幅広く対応させていただいております。
制作物は多岐にわたりますが、主要なものを一部ご紹介します。
BtoBのお客様とのミーティングに同席させていただき、企画立案等に対応させていただいております。
広報活動及び店舗デザイン設営サポート・各種ツールデザイン制作の他、撮影や販売支援などを行なっています。
ブランドサイトの更新管理からInstagramなどのSNS運営管理、ブランドデザインのチェックなどを行なっています。
クライアント様と同じ視点に立ちブランドの醸成に取り組むプロジェクト。丸投げではなく私たちにも多くの学びを与えてくださる、同代表の懐の深さと探究心に頭が下がります。