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採用ページには何を書く?|コーポレートサイトの他ページとの違い

明るい共有学習空間で、ノートPCを見る人物の後ろ姿

はじめに

採用ページに書くべきなのは、「会社の説明」ではなく、読んだ人が「ここで働く未来をイメージできるか」、そして「ここで働いてみたい」という前向きな気持ちを持てるかという情報です。会社概要や事業内容のページと役割が混同されがちですが、読み手が違えば、書くべき内容も変わります。今回は、採用ページとコーポレートサイトの他ページとの違い、実際に書くべき内容、検索面での工夫、よくある失敗まで、まとめて掘り下げます。

この記事で分かること

  • 採用ページが、会社概要・事業内容のページと何が違うのか
  • 採用ページに具体的に書くべき内容
  • 採用ページが検索で見つけてもらうための工夫
  • よくある失敗パターン

コーポレートサイトの他ページと何が違うのか

同じ「会社について書くページ」でも、読み手の目的によって役割はまったく異なります。

ページ 主な読み手 目的
会社概要 取引先・顧客 所在地や設立年、代表者名などから、この会社が実在し信頼できるかを確認する
事業内容 顧客・取引先 この会社が何をしている会社かを理解する
採用ページ 求職者 ここで働く未来をイメージし、「働いてみたい」という前向きな気持ちを持てるかを判断する

会社概要や事業内容のページは、いわば「取引先目線」で書かれています。ところが採用ページの読み手は、これから応募するかどうかを検討している求職者です。取引先が知りたいのは「信頼できる会社か」ですが、求職者が知りたいのは「自分がここで働いたらどうなるか」、そして「この会社で働いてみたいと思えるか」です。会社概要や事業内容のページと同じ内容をそのまま並べただけでは、求職者が本当に必要としている情報を届けることはできません。

採用ページに書くべきこと

採用ページには、次の3種類の情報を含めておくと、求職者が判断しやすくなります。

募集職種・条件

職種、雇用形態、給与、勤務地、勤務時間、休日といった基本情報です。ここが曖昧だったり探しにくかったりすると、求職者は応募を検討する以前の段階で離脱してしまいます。求人媒体に掲載している内容と食い違いがないかも、あわせて確認しておきたいポイントです。

働く環境や社風が伝わるもの

社員の写真、社員の声、1日の仕事の流れ、使用しているツールや働く場所の様子など、求人票の文字情報だけでは伝わらない、実際の働き方のイメージを補う情報です。ここは単なる情報提供にとどまらず、「ここで働いてみたい」という前向きな気持ちを持ってもらえるかどうかを左右する、重要な役割といえます。

特に社員の声は、外部の求人媒体では代替しにくい、自社サイトならではの情報です。ただ「働きやすいです」という感想だけでは、他社の採用ページとの違いが出ません。次のような切り口で語ってもらうと、読み手の記憶に残りやすくなります。

  • 仕事のどんな瞬間にやりがいを感じるか(抽象的な満足度ではなく、具体的な場面)
  • 入社を決めた、決定的なきっかけは何だったか
  • 入社後にぶつかった壁と、それをどう乗り越えたか

通り一遍の成功体験だけでなく、悩んだ経験や失敗談を含めることで、読み手は「自分にも当てはまりそうだ」と感じやすくなり、実態が伴った情報として受け取られます。

応募のハードルを下げる情報

選考フロー(面接の回数、期間の目安)、よくある質問への回答、応募方法など、応募までの不安や手間を減らす情報です。「この会社に応募したら、次に何が起きるのか」がわからなければ、それ自体が応募をためらう理由になります。

採用ページが検索で見つけてもらうための工夫

採用ページは、会社概要や事業内容のページとは検索の入り口も異なります。

求職者は「会社名 採用」「会社名 求人」のように、採用に絞った言葉で検索することが多く、採用ページが独立したページとして存在していれば、その検索意図に直接応えやすくなります。会社概要ページの一部に採用情報を埋め込む形だと、こうした検索での見つけやすさは下がります。

加えて、募集職種・雇用形態・勤務地・給与といった求人情報を、Googleが定めるJobPosting構造化データの形式でマークアップしておくと、Google検索の求人情報機能(Googleしごと検索)に掲載される対象になり得ます。これは検索順位が上がるという話とは別の仕組みで、掲載の可否は情報の正確さや形式の要件を満たしているかによって決まるため、実装する場合は最新のGoogle公式のガイドラインを確認しながら進める必要があります。

よくある失敗

採用ページでよく見かける失敗には、次のようなパターンがあります。

  • 会社概要のコピーで済ませてしまう:代表挨拶や事業紹介をそのまま流用し、求職者が知りたい「働き方」の情報が抜け落ちてしまうケースです。会社概要と採用ページを見比べたときに、内容がほとんど同じになっていないか確認してみると、この失敗に気づきやすくなります。対策としては、「取引先向けの説明」と「求職者向けの説明」を1文ずつ書き分けてみて、内容が重ならないかをチェックすることが有効です
  • きれいごとだけで、実態が見えない:「風通しの良い職場です」「アットホームな社風です」といった抽象的な言葉だけが並び、具体的な根拠(制度の内容、実際のエピソード、数字など)が伴っていないケースです。抽象的な言葉は、どの会社の採用ページにも書けてしまうため、差別化にはつながりません。対策としては、抽象的な言葉を使ったら、その直後に「具体的には」と続けて、制度名やエピソードを1つ添える習慣をつけることです
  • 応募までの導線が分かりにくい:採用ページを読んで興味を持っても、応募フォームへのリンクが分かりにくい、あるいは存在しないケースです。せっかく興味を持ってもらっても、応募する動線がなければ、そこで離脱してしまいます。自社の応募フォームに限らず、リクナビやマイナビなど外部の求人媒体の応募ページへ誘導する形でも構いませんが、その場合もリンク先を明確にし、迷わずたどり着けるようにしておく必要があります。対策としては、ページの主要な区切りごとに応募ボタンを繰り返し配置し、どこを読んでいても迷わないように配慮しておくことが重要でしょう

見直しのためのチェックリスト

ここまでの内容を、実際のページを見直すときのチェック項目としてまとめます。

  • 会社概要・事業内容のページと、内容がほとんど重複していないか
  • 募集職種・条件など、応募検討に必要な基本情報が揃っているか
  • 社員の声などに、具体的なエピソード(やりがい、きっかけ、乗り越えた壁)が含まれているか
  • 抽象的な言葉を使った箇所に、具体的な根拠が添えられているか
  • 採用ページのどこからでも、応募まで迷わず進める導線があるか

まとめ

採用ページは、会社概要や事業内容のページとは読み手も目的も異なります。「求職者が、働く未来をイメージし、”働いてみたい”という前向きな気持ちを持てた上で、応募まで進めるだけの情報になっているか」を基準に見直すと、書くべき内容が整理しやすくなります。ホームページの構成でお悩みの方は、お問い合わせからお気軽にご相談ください。

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